読書録

週次レビュー(2024年8月4日)リフレクション、茨城大学、メンバーと

8月に突入。 夏ですね。

出来事と雑感

 

リフレクションのフォローアップ研修

今週は研修からスタート。

6月から一般社団法人21世紀学び研究所が提供する、リフレクション認定トレーナー講座を受講しています。
受講する前から、代表の熊平さんが書いた本をきっかけに、リフレクションという概念や知識としてフレームワークを活用していました。

ここ2年くらいで、事業者さまの色々な相談事に乗らせていただく機会が増えたこと。
そして、自社でも、一緒に働くメンバーにはそれぞれの正義があることをわかって対話をすることで、心理的安全が高く、メンバーの才能を発揮しながら、チームの目的に向かっていけると考えています。。
なので、今年に入って、対話やフィードバックをあたりまえにしていきたくて、集中して時間を使って学ぶことに決めました。
こういうコミュニケーション系の学びって、頭で理解しているだけではだめで、
トレーニングを通じて無意識にできるレベルまで昇華させないと実践知にはならないのですよね。
スポーツと一緒で、例えば、サッカーの本をいくら読んでもうまくならなくて、とにかく実践して失敗しながらうまくいくやり方を習得していく感じ。

色々な世代、キャリアの方が全国から15名ほどが集まり、2週間に一度トレーニングを重ねています。

もちろん、本来の目標であるリフレクションのトレーニングにもなっているのですが、
会社の外にでて、他の方とワークや議論をすることで、自分の現在地や特長をメタ認知できるという効果もあります。
こういう時間も、とても楽しい時間です。

講座も半分を終えて、ちょっとずつコツと他の業務との関係性も掴めてきましたね。

例えば、新しいお客さんむけに提案資料をつくる際や課題をヒアリングするとき。
今までも課題を聞くことはしてきたのですが、決裁権を持つ方が本当は何を求めているのか。
組織の中での立ち位置やその人のキャリア思考、超個人的なプライベートの考え方など。
これらが全て、その人の無意識の前提条件につながります。

今週も新規のお客様に提案する機会があったのですが、会う前に、決済者のそれらをを想像してみた上で、課題を聞いたり、どんな手伝い方ができるのかを考えること。
それを資料や提案に盛り込むことで、提案の精度があがるのかもなあという気づきがありました。

茨城大学の1回生への講習会

3週間前にメールをいただき、大学1年生との取り組みがスタートしています。
お相手は、令和6年4月に新設された茨城大学の地域未来共創学環の学生が運営するサークルです。
11月の文化祭で、フェアトレードを啓発するような商品を地域を巻き込みながら販売していきたい。手伝って欲しいとリクエストいただきました。
授業の一環ではなく、サークルで自主的に活動されているなんて、、
とても意識が高いですよね。すごいです。

事前に質問事項を聞いた結果、コーヒーを飲んだことがないかた、国際取引としてのコーヒーの知識も学生間で差があったため、
ドリンクとしてのコーヒーと国際取引としてのコーヒーを2つに分けて、2時間みっちり体験と知識をインプットいただきました。

ドリンクとしてのコーヒー編では、
色々なコーヒーの飲み比べや香りを嗅いでいただくことで、どんな要素でコーヒーの味が形成されていくのかを体感いただきました。
こちらは割とインタラクティブな感じで。

国際取引としてコーヒー編では、以下のようなトピックをお伝えしました。

・コモディティの存在
・金融マーケットの価格決定原則
・フェアトレードの定義と意義(僕が滞在して東ティモールで感じた1時情報も含む)
・スペシャルティコーヒーの定義と意義

この中でも強くお伝えしたのが、横文字を安易に使わない方がいいよ。ということです。

横文字って使いやすくて、なんとなくで意味が相手に伝わりますし、なんとなくわかったような気がする。(これは僕の感覚なのかもですが)

世の中には、色々なカタカタワードがありますが、
とかくフェアトレードとかオーガニックとかって、ちゃんと調べて使っているような人が少ない気がしています。(接客をしていますと感じます)
ビジネス界隈でも、毎年新しいカタカナ用語が打ち出されている。(編集者に聞いたところ、これ流行らせるテクニックだと)

今回の学生が、フェアトレードを打ち出して商品を作りたいのであれば、
調べられるところまでちゃんと調べて、自分の意見を載せて売らないと、かなり薄っぺらい商品に仕上がる。
そういうのは、ダサいっすよねと。

商品にするためには、まだまだ決めないといけないことがたくさんありますが、
ほどよく問いを投げながら、いい学びを獲得していただければ嬉しいなと思っています。
窓口は、信頼できるメンバーに任せているので、とってもありがたい。

社内のメンバーと

週の中頃は、社内のメンバーと打ち合わせ。

メンバーの社外の活動で、初めての補助金を申請するので、それのサポート。あとは提出して結果を待つのみの状態。ドキドキですね。成功して欲しい。
メンバー全員との、2ヶ月に一回のぼやき会。
そうそう。メンバーの神定が絵本を初めて出版しました。自分の作品が世に出るときって、どんな感じなんでしょうね。
自分の才能を磨いて、社会と接続して、それは誰かのためになるって、めちゃくちゃ幸せなことやと思うんですよね。
忙しいなかで、粛々と準備してきたプロセスが想像できて、自分ごとのように嬉しくなりました。今後の展開が楽しみです。

週末は東京へ行き、ちょっとくたびれましたね。

来週は、常陸frogsでは、月次のルーチン業務やお盆前に提出しないといけないもの。
ただいまでは、イベント出店、クラファン準備、顧問的に関わらせていただいているカフェの初回の打ち合わせなどなどちょっと重ための業務があります。
店舗オペレーションでも、とある実験が始まります

腰が痛くなってきたので、少し疲れが残っていますが、なんとか今週までに目処をつけたいですね。

社会福祉法人のイベントもお断りしちゃっているので、ちょっと予定を変えないとですね。少し感性が鈍ってきている気がするので、8月末にふらっと小旅行でも行ってこようかな。

来週も暑さに負けず、がんばろうと思います。

読んだ本など

もしも徳川家康が総理大臣になったら 眞邊明人

ビジネス小説としては異例の大ヒットとなった『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(著:眞邊明人 発行:サンマーク出版)が映画化されたので見てきました。
物語の舞台は2020年、コロナ禍真っ只中の日本。未曾有の危機に直面する政府が実行した最後の手段は、歴史上の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作ることでした。ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、、最強内閣のおかげで、他国をと比較して、コロナを完璧に封じ込み、経済産業大臣の織田信長の策によって、経済も巻き返していきます。くすっと笑ってしまう仕掛けもところどころあり、さすがは武内英樹さんて感じ(のだめやテルマエロマエ)。クライマックスで繰り広げられた、総理大臣の徳川家康の演説が中心となって、いまの日本を猛烈に風刺しているのも気持ちがいいものでした。
改めて、自社の存在意義を考えされられました。粛々と、ときには大胆にやれることを増やしてチャレンジしていきたいと思います。