先輩よりご縁をいただき、2/20(火)から3日間ICCサミット FUKUOKA 2024に参加しております。
たくさんのインプットによる気づきがあったので、振り返りを残しておきます。
ICCサミットの詳細はこちら。
ICCサミットはカンファレンス会場で行う「カンファレンス」、カンファレンス会場以外で行う特別体験プログラム、そしてホテル(旅館)を貸し切って行う夜間のテーマ別ディスカッション企画「Co-Creation Night)の大きく3つのプログラムで構成されています。
Industry Co-Creation ® (ICC) サミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回400名以上が登壇し、総勢1,200名以上が参加し、参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。イベントやカンファレンスというとお祭りのようなイメージを持つ方もいますが、ICCサミットはとてもとても真面目なイベントです。一生懸命にやっています。挑む人を応援しています。「全員対等、全員真剣」を目指しています。だから何かに一生懸命に取り組んでいる人に参加してほしいと思っています。ともに学び、ともに産業を創りましょう。
ファンに愛されるサービスを生み出すマーケティングとは?
登壇者は、
- クラシコム 青木さん
- ビビットガーデン 秋元さん
- ヤッホーブルーイング 井出さん
- FinT 大槻さん
みなさん、会社の関係者と素晴らしい関係性を築かれている人たちで、
今回のICC以前から、SNSをフォローして手腕を勉強している方々でした。
お客さんへの考え方、お客さんとの関係性を深めていく上での具体的なティップスなど、
自分も近しい領域の商売なので、大変イメージしやすいセッションでした。
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お客さんとかファンとか考える前に必要なこと
仕事は、だれかの役にたつこと。
無条件でお客さんから愛されることはないし、ファンが生まれることはない。奢ってはいけない。あくまでも前提として、商品の品とお客さんに便益があることを忘れない。
その上で、
会社に関わる方の関係数を増やし、関係性を深くすることをやり続ける。
これはつまり、LTVを高めることと同義。
そのために、大切だなあと僕なりに感じたことを4つにまとめました。
①お客様に約束したことの一貫性(そもそもらしさやポリシーが言語化できないとダメ)
みなさんがあげていた例を抜粋すると、、
- レビューをつけない。フィットする暮らしをつくる。他人の物差しではなく、自分の物差しで。
- 従属ではなく、愛し合いたい。フェアになるよね。自然に。
- ビビットガーデン。生産者ファースト思想:規模の大きさではなく、小さくてもこだわりあればいい。なので、生産者売上ランキングがやらない。
- 思想を伝えることよりも目先の売上をおってしまう余裕のなさ。
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②お客さんが嬉しいことを問い続け、それを満たし続けること。商売の当たり前を愚直に行う。
③社内の共通認識を高めるためのファン度の可視化。(2の方を3にあげるためにはどんな打ち手が有効かなどの議論がしやすくなる)
④打ち手の一つとして、イベントは有効
では、自分の会社で具体的にやっていきたいアクションは?
- 接客ポリシー、社内用語の精査
- ファン度の可視化(店舗、ECで分かれそう)
- お客様という存在に対する我々の価値観の明文化(愛されるより〜的な)
- 一緒に年をとっていく目の前のお客さんを大切にしている。
- やりたくないことの明文化
- BtoBもとにかく便益から始まるよな。好きになり好きになっていただく。
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(呼び方は色々あれど)会社に関係してくれている人たちによく思っていただくためには、まずなによりも自分たちを哲学すること。自分たちは何を大切に商いをしており、なにが嫌いなのか。それらをわかりやすく伝えるクリエイティブも大切だし、それを一貫して守り続ける勇気も必要。そして、目先の売上や利益に惑わされない財務的な余裕も大切。
思想を伝えるよりも、目先の売上をあげたい組織。
これには断固して陥らないことを、心に深く決めたセッションでした。