公共職業訓練校であるフェイスアップひたちさんの授業を見学してきました。
▪️受講生の人生を左右する意義のある仕事
再就職を目標に、そのために必要な知識や具体的なスキルを学ぶ場所なのだなと理解できました。ただ、それ以上の社会的意義を感じました。受講生が再就職を考える過程は、受講生の今までの生き方を振り返ることと同じ意味をもつ。1つの授業しか拝見しておりませんが、数ヶ月のプログラムを通じて、受講生は、自分の生活習慣や思考、コミュニケーションの癖を認識し変化させていくのだろうなと容易に想像がつきました。加えて、受講生は、まだ片手で数えるくらいの授業数しか経験されていないにも関わらず、和気藹々とお互いのキャラを認め合いながら授業時間を過ごされている様子がみてとれました。これが繰り返されていくと、きっと受講生にとって、卒業しても頼れる場所の一つになったり、仲間たちを獲得できる場所になりうるのだとも感じました。もちろん、大変な事件やトラブルも起こりうるのだとは思いますが。。
個人的に、転職や再就職の相談をいただく回数が割と多く、民間の職業紹介に掛け合うことがあるのですが、やはり年収が高い人ばかりが対象になりがちで、見過ごされてしまう方々が多いのも事実。理論年収の約3割を手数料でいただくモデルですから、しょうがないのですが、なんだか、気に食わなく。素人目線で大変恐縮ですが、こんなことも感じています。
▪️組織において参考になった部分(自己理解と自己開示)
心理モデルは講座や本で知ってはいましたが、ジョハリの窓に関してのワークショップに参加したのは初めての経験でした。なるほど。自己理解と自己開示によって、他者との固まった関係が徐々に融解しチーム力が高まるのだと体感できました。
弊社も、コミュニケーションの透明性を大切にしており、ちょうど”いわゆる”360度評価に挑戦するタイミングでした。自分を見つめること。他者からのフィードバックを受容すること。愛をもって他者にフィードバックをすること。これが健全に機能するチームで在り続けたいなと強く考えております。(このあたり、また知見を教えていただきたいです!)
▪️個人的に参考になった部分
ジョハリの窓ゲームでは、盲点の窓(自分では気が付かず、他人は知っている)の数値が一番高かったです。特に問3のお金がいっぱいあったら〜の設問で、自分と周りの回答にGAPがありました。理由を聞くと、社長・起業という肩書きが強く回答に影響しているようでした。自分がもつ社長象と世間がもつ社長象の差分を感じ、自分が意識せずとも、初見の方には、そういう風にみられてといるのだなあとメタ認知に繋がりました。
改めて、どんな佇まいをもった自分で在りたいか。振り返ってみたいと思います。