経営

創業者は、多くの預かりものをしている

創業者は、多くの預かりものをしていると思います。

たとえば、
・実績もない時から応援してくれた方々の「信頼」や「期待」
・従業員が預けてくれている「時間」と「評判」
・お客様からの「選択」と「時間の共有」

こうした目に見えないけれど、大切なものを、日々託されていると感じています。

その中では、最近考えたのが「従業員の評判リスク」についてです。

代表として会社を動かしていますと、当然ですがすべての人に理解してもらえるとは限りません。特に、ミッションを本気で実現しようとすればするほど、誤解や批判が生まれることもあります。

新しい挑戦をしたときに失敗してしまったり、十分に意図が伝わらなかったりすれば、会社に対してこんなふうに思われるかもしれません。

・「あの会社のイベント、ちょっと共感できなかった」
・「代表があんな感じだと、スタッフもきっとそうなんだろうな」

そうなると、

現場で誠実に向き合っている従業員が、風評被害を受けてしまうこともあると思います。
これは、とても申し訳なく、心が痛むことです。

 

全く強がりではないのですが、僕は、自分が上記のように思われることで、微塵も感情が揺らぎません。なぜなら、事実をちゃんとみて理解してくれている人はいるし、仮に迷惑をかけてしまった場合、誠実に謝罪をし改善していければ、長期的にきっと理解してくれるという信じられるからです。

ですが、

従業員には同じように「大丈夫」とは言い切れません。
自分ではコントロールできないことで評価が下がるかもしれない不安。
家族や周囲に影響が及ぶことへの心配もあるはずです。

この気持ちはよくわかります。

それは、僕は自分の会社の代表をしながら、
他の組織の一員でもあるので、この評価リスクを経験してきたからです。

実は、これで悩んだ時期もありましたが、いまではこのように考えています。

たとえ、評価リスクがあったとしても、自分の属する組織のチャレンジには意味があると思うし、仮に迷惑をかけてしまった場合、組織の文化に、誠実に謝罪をし改善しいく姿勢さえ持ち続けることが担保さいれば、長期的に信用は回復していくとのだとと確信しています。

これからも、

チャレンジを続けていけば、同じように従業員に評価リスクが発生してしまう失敗があるかと思います。

ですが、それがあっても、危なかっかしいかもしれないけど、メンバーからこの船に乗ってやろうと思わせる日々の行動と、失敗した時の誠実さや仁義を通す力が代表として必要なのだと考えています。