夏休み後、最初の1週間。
また日常が戻ってきました。
出来事と雑感
応援される人
今年に入ってから、これまでにない種類の相談をいただく機会が増えてきました。
具体的な内容はプライバシーの関係で書けないのですが、少しずつ相談の「質」が変わってきたのです。
僕自身、まだまだ周りに相談したいことばかりです。(事実相談しまくっているのですがそ…)
そんな僕でも、誰かから相談をいただけることは本当に嬉しいし、自分や会社の影響力が少しずつ広がってきた証だとも感じます。起業した立場として、挑戦する人は等しく応援したい気持ちが常にあります。ただ、時間は有限。すべての人に同じだけ力を注ぐことは現実的に難しいのが本音です。
では、どういう人を「より応援したい」と思うのか。僕なりの判断基準を整理すると、5つの要素にまとまる気がします。
挑戦の方向性への共感
挑戦の先に何を目指しているのか。ここに対して自分が共感できるのか。
例えば、戦争を起こしたいから。人類を破壊したいから。
どんなに能力があり、実現可能性が高くても、自分には共感できない価値観を持たれていたら応援はできないですね。
実現可能性
「この人なら実現するだろうな」とワクワクさせてくれる力。
それを支える努力や能力開発の可能性(現時点の経験とスキルでは難しいが、今後獲得していく可能性)が見えるかどうか。
大きな夢を語るのはいいけど、毎日の小さな努力の軌跡が見えないと実現は難しいでしょうね。
感謝力
自分をとりまく全てのおかげでいまの自分が挑戦できていること。
あたりまえに感じず、心から感謝できる力があるか。
受容力
周りからの意見をちゃんと受け止める力。
挑戦していると、良いフィードバックをいただくこともあれば、改善のフィードバックをいただくこともあります。
どちらも受け流さずに、ちゃんと受け止めて、自分の行動を進化させていけるのか。
周りから意見をされなくなる裸の王様状態になると、挑戦の達成は難しいでしょうね。
不義理をしないか
信頼を裏切らない人。ここは領域が広いですね。
具体的な行動も例としてありますが、まとめると、誰に対しても差別なく相手を大切にできる人。
こうやって、書いて整理すると自分の背筋が伸びます。
やることが多すぎたり、精神的に弱っている時はどうしても上記の行動から逸脱してしまうことがありますが、どんな時でも守れる人であり続けたいな。そういう人生が楽しいし、そういう人が美しいなと思っています。
お客さんからの自己開示
夏休み明けに、お客様から嬉しい言葉をいただきました。
「お店を続けてくれていることが、とてもありがたい。」
その方は半年ぶりのご来店で、ご家庭の事情もあり、少し精神的に弱っている様子でした。僕たちの仕事は、お医者さんのように命に直接関わるものではありません。けれども、営業日にお店を開けて、毎回の接客で「来てよかった」と感じていただけるかどうか。
その小さな積み重ねが、きっとお客様の心の深いところに響いているのだと気づかされました。
この瞬間、自分たちの仕事の意義を少し感じられた気がします。
もちろん、仕事をしていれば、元気な時ばかりではありません。疲れていたり、精神的に不安定な日もあります。それでもプロとして、いつでも変わらず良いサービスを届けられる集団でありたい。心からそう思います。
26kmのサイクリング
先日、自宅から十王ダムまで、往復約26kmのサイクリングをしてきました。
休憩を挟みながら、往復でおよそ3時間。ペダルを踏みながら目的地へ向かう道中は、ワクワク感にあふれていました。
ダムに着いた時の達成感もいいのですが、「必ず自分の力で帰ってこなければならない」というところもサイクリングの魅力です。ランニングだと、もし疲れたら公共交通機関で帰ることもできますが、サイクリングにはそれがない。自分の足で、最後まで責任をもって帰るしかありません。
その「行って帰る」というシンプルなルールが、心地よい充実感につながるのだと思います。まとまった時間がとれる日には、このサイクリングを新しい運動習慣として続けていこうと思います。
怖さには真実が潜んでいる
仕事をしていると、「やらなければならない」とわかっているのに、なかなか手が出ず、気づけば先延ばしにしてしまうことがあります。
僕の場合、それは「めんどくさい」という感情ではなく、もっと根っこのところにある「怖さ」に原因があるように感じます。
その怖さを伴う業務こそ、実は避けて通れない重要なもの。特に代表という立場では、誰かが代わりにやってくれることはありません。後ろには誰もいない。必ず自分が向き合わなければいけない瞬間が訪れます。
そして、そこにこそ真実が潜んでいるのだと思います。
怖いからこそ価値があり、怖いからこそ進む意味がある。
具体的には書けませんが、この感覚について、もう少し掘り下げて内省してみたいと思います。
読んだ本など
・心に折れない刀を持て 森岡毅
・機嫌のいいチームをつくる 吉井理人
・映画:ジュラシック・ワールド/復活の大地
・映画:劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』