近所のセブン‐イレブンで、カウンターコーヒーに「低カフェイン(約75%カット)」が並んでいるのを見つけました。
コンビニの商品は、まさにいま世の中で求められているもののリアルな指標だと考えています。
僕は学生のころ、ローソンで働いていた経験から、
・コンビニでは毎日のPOSデータが本部に上がり
・売れ筋は欠品させないようにすぐ追加発注
・売れ行きが鈍いものは発注を絞る
というサイクルを文字どおり毎日回しています。
そんな最前線の店舗でデカフェ(カフェインレス)がテスト導入されたということは、
「このカテゴリーが次の波になるかもしれない」大きなサインだと感じています。
気になったので日本の市場を調べてみました。
Grand view reserchによると、
https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/decaf-coffee-market
・2019年:USD 41.5 M(約58 億円)
・2027年予測:USD 80.3 M(約112 億円)
・2020–2027年のCAGRは8.6%
・世界市場シェア:2019年時点で世界デカフェ市場(1,647.1 M USD)のうち約2.5%を占める。
CAGR(年平均成長率)が8.6%予測というは、急激ではないけど着実に市場がのびている数値でしょうか。
確かに、ここ10年くらいでもこんな光景を目にしていますね。
・スーパーの棚にデカフェのビンコーヒーが登場
・ローソンでカフェインレスが販売
・有名バリスタ監修のデカフェが販売
・国内製造のカフェインレスコーヒー専門店が出現
これらのデータと、自分がお客さんと接している中での肌感覚から結論づけるに、
「伸びているけど、そもそもが超ニッチな商品グループ」という感じです。
カフェイン摂取を気にされてカフェインレスを選ばれる方はいらっしゃる一方で、
まだまだ、「カフェインがないとコーヒーじゃない!」と考えている人が大多数な印象を持っています。
セブンイレブンも、テストマーケティングの要素が強いのだはないかなと。
これが定着してきたら、いよいよカフェインレスもメジャーな飲み物になっていくのかなと。
引き続き注視していきたいと思います。