ビジネスの世界でよく引用される、イソップ童話があります。
ある旅人が、レンガを積んでいる三人の少年に出会います。
「何をつくっているのですか?」と尋ねると、それぞれがこう答えました。
一人は、「親方に言われて、レンガを積んでいます。毎日つらくて、もう嫌になります。」
一人は、「大きな壁を作っているんです。家族を養うために働いています。」
そしてもう一人は、目を輝かせながらこう言いました。
「僕は、歴史に残る大聖堂を創っているんです!小さな一歩でも、その一部になれることが嬉しいです。」
この寓話は、
同じ作業でも「目標の持ち方」で見える景色が変わることを教えてくれます。
ただ、
僕は三人目の少年のような働き方だけが“正解”だとは思っていません。
大切なのは、「その時の自分の目標を、自分で自覚し、選んでいるかどうか」だと思うんです。
人生にはいろんなフェーズがありますよね。
環境や心身の状態によって、目指す場所や関わり方は変わっていくもの。
大きな夢を描く人もいれば、誰かの夢を支える人もいる。どちらも価値のある時間の使い方です。
年齢も肩書きも、働く時間の長さも関係なく、
自分で選んだ働き方が、その人らしい「幸せな働き方」だと、僕は思います。
以前の記事でも書きましたが、
僕自身、代表として今できることは、以下の3つだと考えています。
1.会社の未来を明示し続ける
関わる人々にとって、「会社が進化すると、どんな未来が拓けるか」を伝え続けること。
2.その未来の魅力をすり合わせる
一緒に働く仲間にとって、その未来がどんなふうに魅力的か、丁寧に対話すること。
3.その未来が「実現できそうだ」と信じられる状態をつくる
「この方向で本当に大丈夫」と思えるよう、道筋の信頼性を高めること。
未来が見えていて、魅力的で、実現可能だと感じられると、人は驚くほど力強く進めるものです。

できてないことばかりですが、
周りに助けていただきながら、粛々と自分のやるべきことを進めていきたいと思います。