お知らせ

日立市社協だより5月5日発行に、掲載いただきました。

ありがたいことに、
日立市社会福祉協議会さんが発行している、社協だよりに掲載いただけました。

取材本文はこちらをご覧いただければ幸いです。

https://tadaima-coffee-online-store.com/news/682075120e072924e95ab6f0

昨年から、子供系の社会福祉法人の委員もやらせていただく流れもあり、福祉領域の方とのお付き合いが増えています。

我々が生きている資本主義のルールの中で勝負しているビジネスの世界と、人が生きていく上でセーフティネットになる福祉の世界。
どちらも知りながら、会社を育てていきたいと思い、福祉の最前線にも一緒に同行し学ばせていただています。

資本主義とは、簡単に言えば、「資本(お金・設備など)を投じて利益を生み出すことを軸に経済が回る仕組み。
個人や企業が自由に経済活動を行い、利益を得ることが許されている社会の仕組みです。
当たり前に暮らしていたら、なかなか意識しないことですが。

資本主義をあたまから否定しているわけではありません。
資本主義だからこそ、社会が進化してきたことは完全に同意しています。

いくつか考えられるところを挙げれば、、

1. イノベーションを生む力
「儲かる」ことがインセンティブになり、競争によって新しい技術・サービスが次々と生まれる

2. 努力が報われやすい仕組み
自由に挑戦でき、成果が出れば、身分や出自に関係なく報酬や地位が得られる可能性がある

3. 多様な価値観やライフスタイルが育ちやすい
「好き」を仕事にしやすくなったのも、自由な市場経済の中での多様化の恩恵

一方で、負の側面も存在しています。

1. お金に換算できる価値に偏りすぎる
すべての価値が収益性で判断されがちになるので、数値化しにくいもの(思いやり、空気、つながりなど)が評価されにくい

2. 格差を拡大しやすい
資本(お金・資産)を多く持つ人が、さらに資本を増やしやすい。ピケティの法則ですね。

3. 環境や人権が犠牲になりやすい
利益最優先の構造では、長期的な視点(環境・持続可能性・倫理)が軽視されがち

僕自身、お金がないことの苦しみを味わっています。なので、綺麗事を語っているつもりはありません。
お金がないことでの、生きる選択肢は激減しますし、それによって、心は貧しくなっていきます。(もちろん一概に言えませんが)

ビジネスの良さもわかっているので、そこの仕組みを最大限活かしつつ、収益性至上主義により取り残されてしまう社会もあることを
しっかり分かった上で、自分なりに社会に役にたてたらなと思っているのです。

この辺は、また改めて言語化してみたいと思います。