時間がある時に本屋に行くと、つい2時間くらい滞在してしまいます。
その時の自分の興味の赴くままに、目についた本をたくさん読むことが好きなんですよね。
普段、本を買う時は9割が指名買い。
一方、
残りの1割は、本屋で偶然出会った本を購入しています。
買う本を決めずに本屋に入り、歩きながら本を眺めていますと
・いま自分が興味を持っている分野
・ついつい選びがちな分野
・なんか気になる本のタイトル
・最近よく目にするトレンドや話題のテーマ
そんな、自分のアンテナの立ち方と、世の中の流れを自然と掴むことができます。
先日も本屋で遊んでいた時に目に留まったのが、「人の所作」に関する本でした。
確か、「育ちのいい人の佇まいやふるまい」みたいなタイトルだった気がします。
読んでいて感じたのが、
自分の理想の佇まいは、熾火(おきび)のような雰囲気だなあと。

佇まいとは、
「立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気」のこと。
(デジタル大辞典より)
熾火(おきび)とは、
焚き火や炭火など、火がついた薪や炭が炎を上げていないものの、芯の部分が真っ赤に燃えている状態を指します。
炎がなくても非常に高温で、煙も少なく、火力が安定しているので、調理などに適した状態です。
キャンプファイヤーの炎のようにぱっと燃え上がる派手さはないけれど、静かに、深く、長く燃え続ける火。
そんな熾火のような人は、
一見静かでも内に情熱や温もりを秘めていて、近くにいるとじんわりと心を温めてくれる存在のように感じます。
もう細かくイメージしてみますと、
・見ていると癒される。温まる。
→接すると、ほっとする人
・炎が激しく上がっているのではなく、じんわり。でも中はすごく高温
→見た目は穏やかだが、中身はものすごく情熱的
・薪を焚べ続けないと、止まってしまう
→学びという薪を追加し続け、人としてアップデータし続ける
こんな人を理想の佇まいとしてイメージしました。
理想の佇まいを考えて気が付きましたが、
本屋でたっぷり遊ぶは、あまり良いふるまいではないかもしれませんね。笑
楽しませていただいた分、きちんと買い物もするように心がけていこうと思います。