コーヒー

コーヒーの学び方

今日、メンバーと2ヶ月に一度の「ぼやき会」で、コーヒーの学び方について話しました。

気づけば、コーヒーに関わって約10年。
独立に向けて、どのように学び、今どうやって勉強を続けているのかを整理しておきます。

ファーストステップ:全体像を掴む

まずは、コーヒーの全体像を把握することが大切です。

コーヒーは多面的なもの。
例えば、
•農作物 としての側面
•経済 と結びつく国際商材
•流通 や 抽出方法
•嗜好品 としての楽しみ方
•味の評価 や 焙煎技術

どのような側面があるのかを知り、その上で「自分はどの分野を重点的に学ぶのか」を決める。
ここで有効なのは、本を読む、興味の湧くYouTube動画をザッピング的に見ること です。

セカンドステップ:原理原則を学ぶ

「情報が多すぎて、何が正解かわからなくなりました…」
コーヒーを始めたお客様から、よく聞く悩みです。

確かに、コーヒーに関する情報は膨大で、さまざまな人が発信しているため、何を信じるべきか迷います。
そんなときこそ、原理原則を押さえることが重要 です。

例えば、
•抽出温度を変えたら、味はどう変わるのか?
•焙煎の時間を変えると、味にどんな影響が出るのか?

こうした原則を学ぶには、本や資格などの実績ある専門家が書いたもの がオススメです。
ネットで調べ始めると、情報の洪水に溺れる危険性があるので要注意。

サードステップ:アウトプットしながら学ぶ

ここまで来たら、かなり上級者の領域。
特に、人と話すこと や 接客の中での会話 を通じて、知識を深めることが大切です。

実際、お客さんとの会話の中で、自信を持って答えられなかった質問 が出てくることがあります。
ここをしっかり捉えて、知識を整理し、伝え方を磨くのがポイントです。

例えば、こんな質問があったら?
•「ウォッシュトとナチュラルの違いって?」 → 一言で言うと…?
•「コクって何ですか?」 → どう説明する?
•「コーヒー相場が上がっているみたいだけど、大丈夫?」 → 現状をどう伝える?

細かいことやマニアックな知識もありますが、こうした積み重ねが、頭の中に「知識の棚」を形成する感覚 につながります。

一緒に働くメンバーへは特に、サードステップを大切にしてほしい と思っています。

一人の質問は、全員の学びにつながる。
だから、どんなに小さなことでも、全く恥ずかしくありません。
何か気になることがあれば、ぜひ 社内のSlack で質問してほしいですね
知識は共有することで、みんなで深めていけます。