読書録

忙しい時ほど本を読む

ここ2週間、正直に言えば「余裕のない生活」を送っていました。
ありがたいことに忙しくさせていただける日々。
ですが、、睡眠時間が削られていくと、感情が不安定になり、頭のキレも悪くなって、良い判断ができなくなってしまいます。

悲しいことに、20代の頃のように夜中まで仕事をする体力はもうありません。
物理的な時間の確保も難しくなり、気づけば、何に向かって進んでいるのかも見えず、頭の中もぐちゃぐちゃに。

まるで、洪水の中に放り出され、かろうじて息継ぎをしているような感覚でした。

そんなとき、ふと「最近、本を読めていない」ことに気がつきました。

もともと知識欲は強い方で、読書を通じての学びが自分に合っていると感じています。

でもそれだけじゃありません。

読書そのものが、心を静かに整えてくれる時間でもあるんですよね。

イギリスのサセックス大学の研究によれば、
読書はストレスを軽減する効果が高く、たった6分間の読書で心拍数が下がり、筋肉の緊張がゆるむと報告されています。

被験者に読書、音楽、散歩、コーヒー、ゲームなどを行ってもらったところ、
読書が最もストレスを減らす効果が高かったのだそうです。

その感覚、わかる気がします。

瞑想のように、目の前の世界に集中することで、自然と気分が穏やかになっていく。

毎日お風呂で読書をするのが習慣なのですが、最近はそれすらできていなかったことにも気づきました。

だからこそ、改めて思います。

忙しいときほど、本を開こう。

穏やかに、冷静に、正しく判断するために。
そして、自分を取り戻すために。
読書は、これからも大切にしていきたい息継ぎです。