経営

和田のSlackコミュニケーション方針(0.1)

7月17日の1Q振り返りミーティングで、こんなフィードバックをもらいました。

「Slack上での反応が冷たく感じるときがある」
「ちょっと怖いと感じるときがある」

たしかに、切羽詰まっていたとき、自分の余裕のなさがSlack上にも出てしまっていたのかもしれません。これは反省ですね。Slackはとても便利なツールですが、リアルな対話のような温度感や空気感が伝わりづらく、ときに意図せず“冷たく見える”ことがあるかもしれません。僕が仕事について考えることの量はこれからも変わらないとは思いますが、いらぬ誤解が生まれてしまうのは避けたいなと思っています。

そこで今回は、6期の経営計画書にある「コミュニケーションポリシー・ルール」をベースに、自分自身のSlackでの姿勢や意図を言葉にしてみることにしました。
これは「こうしなきゃダメ!」という押しつけではなく、「今の自分はこんな意図でSlackを使っていますよ」というオープンな意思表示です。Slackの文化は、誰か一人が決めるものではなく、チームみんなでつくり、育てていくものだと思っています。なので、このスタイルも、これからの状況や、みんなからの声を聞きながら、柔らかくアップデートしていきたいと思っています。

この自己開示が、誤解を解消し、議論の叩き台になることを祈ってここにも書いておきます。

2. 基本スタンス

自分が感じたことや、チームにとって役に立つかなあという情報は、積極的に共有しています。ブログを共有するのも、Slackだけでは伝えきれない言葉や背景を届けて議論をしたいからです。嬉しいことはみんなで喜びたいし、悲しいことは悲しいと素直に言えるチームが素敵かなと思っています。

3. 僕のSlackの使い方(ルール)

基本的に絵文字は使わないです。(どの絵文字を使うかを考えるのがしんどくて、、)口語を自然に使います。より自然体なコミュニケーションを大事にしたいです。忙しくても、「ありがとうございます」などひと言は添えるよう意識しています。返信が難しいときも、「後で確認します」「いつまでに回答ほしいですか?」など、なるべく気持ちが伝わるように表現します。情報シェアは多めかもしれませんが、全部読まなくてもOKです。必要があれば名前をメンションします。

4. フィードバックのスタイルについて(代表としての責任を含めて)

ポジティブ・ネガティブにかかわらず、基本的にオープンな場(みんなが見える場所)でフィードバックするようにしています。育成論やチーム作りの原則で、良い賞賛こそ周りに人がいる時に。改善の指摘は、1対1でというセオリーがあることを理解していますが、このセオリーには賛成してないです。改善のフィードバックをオープンな場で実施する場合は、悪気があるわけでは全くなく、チーム全体の学びを願ってのスタイルです。緊張感を生む効果もあります。気になるときは、遠慮せず直接声をかけてください。

代表としてのスタンス
「仕事の基準を下げないこと」が代表としての大事な責任の一つだと考えています。だからこそ、厳しさも含んだ対話から逃げず、フェアに、率直に、言葉を尽くす努力をしています。 嫌われたくないから黙るのではなく、「その人の未来と、組織の未来のため」に誠実に事実に基づいて、伝えることを大事にしています。ただし、相手の精神状態や内容によってはDMや電話を使うなど、柔軟に対応しているつもりです。

5. この方針の受け取り方は自由です

この方針はあくまで僕のスタイルであって、みんなに同じやり方を求めるわけではないです。他団体のSlack文化も見ていますが、デジタル上のコミュニケーションでも人柄や温度感は、個性がにじみ出るものだと感じています。そこに優劣はないです。ただ、多様なだけ。それぞれが心地よく働ける使い方でいいと思っています。ただし、意見を伝えづらい空気や、会社全体の基準が下がって“悪い意味での仲良しこよし”になってしまうコミュニケーションには改善の余地があると考えています。
仕事はお客様に価値を届けることが成果ですからね。お互いが高め合えるSlack文化を、大人として、一緒に育てていきたいです。

6. 最後に

Slackの文化は、誰か一人でつくるものではなく、チーム全体で育むものだと思っています。僕もこの方針をアップデートしていくので、気になることやアイデアがあればぜひ教えてください。嬉しいことはみんなで喜びたいし、悲しいときは「悲しい」と言い合える、そんなチームでいられるように、だれよりも願っていますよ。

和田のSlackコミュニケーション方針(0.1)
最終更新日:2025年7月25日