グロービスの堀さんが「能力開発は訓練である」と言っていて、僕もすごく共感しています。
打席に立って、成功も失敗も経験し、それを振り返って、自分の言葉で整理して、次に活かす。
この「経験学習のサイクル」って、地味だけどやっぱり地力をつけるための王道だなと感じています。
ちなみにこの考え方は、昔コルブさんが提唱した「経験学習モデル」にも通じていて、
「具体的経験 → 内省的観察 → 抽象的概念化 → 能動的実験」という4つのステップで構成されています。
この中でも特に大事だと感じているのが、「抽象化して自分の言葉にする」こと。
僕自身、大学生の頃からブログ(最初は読書記録ブログ)を書いていて、気づけばもう10年近く続けている習慣なのですが、
その中で強く感じるのが、自分なりの言葉やメタファーを持っていると、忘れにくくなるということ。
誰かに聞かれたときにもすぐに引き出せる、“検索性の高い記憶“になる感覚があります。
そういった意味で、サイバーエージェントの曽山さんや北の達人の木下さんは、
自分の言葉=マイ言葉を持っていて、それを会社の文化にまで落とし込むのがとても上手だなあ〜と感じます。
振り返りのスタイルは人それぞれだと思いますが、
僕は雑談よりも書くことで考えを整理する方が合っているので、
ブログを通じてこの経験学習のサイクルを回しています。