僕は、接客業や会社外の人とも仕事をすることが多いので、比較的ポジティブなフィードバックをする機会が多い働き方をしています。
フィードバックをいろんな方に贈る中で、
「この人は気持ちよくフィードバックを受け入れてくれるなあ」と感じる方がいる一方で、
「もうこの人にはフィードバックを贈ることをやめようかな」と感じてしまう方もいらっしゃいます。
以前の記事でも書きましたが、コーチングの世界では「コーチャビリティ(coachability)」と呼ばれる力があります。
つまり、他者からの助言やフィードバックに心を開き、ときには耳の痛い言葉すら自分の成長の糧にできる力のことです。
もう少しやさしく言い換えると、
“自分にとって都合の悪いことや図星を突かれるようなことも、素直に受け止めて、自分の行動を振り返り、改善していく力”とも言えます。
コーチャビリティが高い人は、
他者からのアドバイスをスポンジのように吸収し、自分の栄養に変えて、より早いスピードで成長し、
高い成果をあげる可能性が高いとされています。
そして、その成果によってさらに自信が生まれ、より一層成長していく。
そんな好循環の波に乗っていくことができるのです。
ネガティブなフィードバックは、
だれだって受けたくないので、コーチャビリティが低くなってしまうことがあると思います。
ただ、ポジティブなフィードバックは素直に受け取って欲しいなあと。
賞賛や評価をいただいた時に、伝えてくれた人が、「伝えてよかったな」と感じていただけることは、
自分の成長や幸福度を高めるひとつの方法だと考えています。
代表という職能をやっていますと、会社内外から賞賛も良い評価も、悪い評価もたくさん飛んできます。
まずは全てをまるっと受け入れること。伝えてくれたことに感謝をして、自分の行動を進化させることを忘れてはならないのだと考えています。
賞賛も悪い評価も、言われやすさって、成長できる一つの武器ですよね。