ありがたいことに、
いろんな立場の方を対象に授業や講演、研修をやらせていただきました。
過去の例を挙げると
- 小学生から大学生
- 先生方
- 企業の若手
- シニア世代
コーヒーのことはもちろんのこと、多種多様な無茶振りに応えてきたつもりです。
ちなみに、
多種多様な無茶振りをいただくと、正直戸惑います。
ですが、
「あ〜そういうふうに自分って見られているのか」という
自己・組織分析につながるので、とてもありがたい機会です。
ある程度、準備の型ができてきたので、
次回のために、簡単ですがメモ書きを残しておきます。
結論からいうと、
人前で話す仕事って、以下に集約されるのかなと考えています。
- 誰にむけて
- 何を気付いてほしくて
- どのように気付いてもらうか
僕の準備の仕方はこんな流れです。
もちろん、いろんなケースがあるので全てを網羅できないですが。
大方の準備流れです。
事前ヒアリング
→依頼人が、自分に何を求めているのかを把握する。期待値の確認。メールではなく、なるべく対面でヒアリング。
この時に有効な質問
- 依頼をいただいた背景を改めて教えてください
- どういう時間になったら嬉しいのか。
- 話を聞く人たちが、どんなことに気がついてくれたら嬉しいのか。
会場や設備の確認
→特にスライド投影と聴衆との距離(見えづらくないか)。
スクリーンやプロジェクターなどがあるか。本番前の機械トラブルはほんとに萎えます。焦りますしね。
スライドの構想を考える
→僕は手書きで、要素やコンセプトを書き出してから、スライドの流れと大方のデザインを決めます。
発表に慣れているグループなのか。眠い時間ではないのか。聴衆の感情曲線をイメージして設計する。
例えば、
小学生だったら、クイズとかエンタメよりにふった方が盛り上がりやすい。
大学生は、手を上げることに抵抗があるので匿名で質疑ができるようにするなど。
女性が多ければ、写真や動画を多用するなど。
気づきのパンチラインを決める
→もっとも伝えたいメッセージ3つくらい。プレゼン全体の内容を覚えていなくても、
パンチラインが記憶に残れば、それが芋づる式になり全体の記憶を呼び覚ます
スライドに落とし込む
→デザインやフォントの大きさをなどを考慮して作成する。対象者にあわせて言葉遣いや写真を選ぶ。
大人にとって基礎教養レベルのものでも、対象者が知っているとは限らない。
例えば、小学生に、ニーズと伝えても通じない。ニーズではなく、ほしいこと。と言い換えること。なるべくわかりやすく。
セミナーとか研修って、接客と一緒でナマモノですね。
その時の状況で対応が変わるといいますか。
その時になってみないとわからない部分が多い。
だから、楽しいのかもしれません。
なにより、お客さんの反応が直接伝わってくるのが醍醐味ですね。
引き続き、伝える技術を向上させていきたいと思います。