「起業家ぽさ」
この言葉を聞いて、どんな人格を思い浮かべるだろう。
例えば、
- ソフトバンクの孫さん
- サイバーエージェントの藤田さん
- テスラのイーロンマスク。
この辺りの方々は起業家である。という命題は、全会一致で承認されるでしょうね。
では、
この方々を、起業家たらしめる特徴ってどんな要素があると思いますか。
起業して創業者である。
ん〜、これだけでは、なんとなく弱いですよね。
(もちろん、これがダメだということでは全くなく)
ここでガイアックスさんの主張を参考にしてみます。
この会社は、卒業生に起業をしている人が多いことで有名です。
「起業家精神」についてより具体的には3つの力が柱となっています。
それは新しい事業を考える力、リスクを恐れない行動力、少ないリソースから成果を出すために試行錯誤できる力です。
なるほど。
もうひとかた。
株式会社じげんの創業者である、平尾さんの意見もとても参考になります。
少し長いですが、引用します。
「発見力」というのは、問題や課題を発見する力。
何かが「問題だとわかる」ためには発見する力がないと厳しいです。「問題発見」は今非常に注目されています。しかし、私が注目してるのは、起業家によって問題の「解き方」が結構違うという点です。
何かを解く過程においてもオリジナリティを出して、「別解」を生み出す。これを「別解力」と名付けました。この別解力で世の中を変えている方が多いと思っています。また、別解を作ったあとに、それをちゃんと実現する。成功するまで夢中になってやり続ける。これを実現力といっています。
問題を発見する力。別解を作る力。別解を実現させて、世の中を変える力。
この三つが起業家の方は優れていると思います。
そして、この三つの力を支えるのが、
失敗してもくじけない「失敗力」と、普段から努力を重ねていく「成長力」です。
この五つの力があると、起業家は成功すると私は思っているのです
なるほどなるほど。
つまり、
これがおかしい!問題だ!と気づくことができ、それの解き方を自分の頭で考えることができる。そして、その解決策を粘り強く貫徹する力がある。
この能力のベースにあるのが、あきらめない力と、日々努力することができること。
仕事でぶちあたる壁って、正解のないことが大半ですね。ましてや、
社会課題の解決方法なんてものは、なおさら正解のない世界です。
例えば、
- 気候変動問題をどうやって解決するべきか。
- 貧困と教育の連鎖から抜け出せない家族をどう救うのか。
- 耕作放棄地が増えていくことによる、農地の価値低下。
規模は関係なく、どれも共通して解決策なんてものは、知るよしもありません。
解決方法なんて、神のみぞ知るというやつです。
自分は起業家です!と名乗る。
あの人は起業家ですよね!と言われる。
これって、ほんとうにどうでもいいことな気がしてきました。
自分の魅せ方なんて、自由ですからね。
大切なことは、
心から解決したい課題解決にむけて、自分独自の才能を活かし、自分の解決策を信じ抜けるかどうか。意固地にならず、解決にむけて根気強く考え変化し実行できるか。
そして、謙虚に自分の影響力を高め続ける努力ができるか。
この一連のプロセスに快感を覚える人。
それこそが、起業家っぽい人なんじゃないかな。
起業家は熱狂が大切とか、訳がわからないクレイジさーがパワーを生む。
みたいな人格が持てはやされる気がします。
その人が発する言葉が、わかりやすい判断材料になると思いますが、
真実は、その人の日々の行動やお金の使い方に現れるのだと思います。
点ではなく、面で観察して初めて、その人の起業家度合いが図られるのでしょうね。
なんだうまくまとまりませんが。。。
引き続き考えてみたいと思います。