先日、僕の好きな団体の創業者が、代表権をおろし、一人のメンバーとしての関わり方を決めました。
理由は、自分の存在を消した方が、後進のメンバーが才能を発揮し、組織がミッション達成に近づくからということでした。
代表というものは、賞賛とリスクの変動性の高い役割ですよね。
会社でよいことが起きれば、「代表がいいからだよね」という称賛をいただけます。
一方で、悪いことが起きれば、「代表がダメだから・・」とめったざしにされる。
組織の代表というのは、賞賛を獲得しやすいですし、その分、批判も受けやすい。
確かに、代表の存在感、関係者に与える影響は大きいかもしれません。
ただ、周りからの賞賛を独り占めしたり、さも自分の力だけで獲得したように自惚れてしまうと、
一緒に汗をかいて頑張ったメンバーはしらけてしまう可能性が高い。
圧倒的に高い経済的報酬というわかりやすい報酬が会社から提供できるのであれば、メンバーは気にしなくて住むのかもしれませんが。
（そもそも、価値観としてこういう組織は好きではない）
リソースの少ない会社の代表は、
以下に賞賛をメンバーにゆずれるか。心の底から感謝できるか。
リスクが生じた時は、真っ先に家中の栗を拾いにいけるか。
組織を次のステージに進化させるために大切なことなんだと感じる日でした。
