週次レビュー(2026年8月23日)#frogs東京合宿#銀座のバーを3軒#カッピング会#創業塾と、「事業が成長する」ということ
今週もお疲れさまでした。
出来事と雑感
frogs東京合宿
この時期のfrogsは、グローバル研修。
全国のfrogs生とオーガナイザー、メンターが東京に集まり、約1週間、集中的にサービス開発をしていきます。その間、さまざまなゲストをお呼びして講演を聞いたり、自分たちのサービスをプレゼンしてフィードバックをいただいたり。いろいろな角度からのフィードバックと、普段とは違う場所で過ごす非日常の時間は、学生たちの内面にもかなり刺激を与えるんだろうなと思います。
僕は日程の都合で1日しか同行できなかったのですが、それでも朝から晩まで学生と一緒に過ごしていると、普段の短いコミュニケーションだけではわからなかった個性や思考の癖が見えてきます。
「あ、この人にはこんな一面もあるんだな」とか。
まだ本人も気づいていないような可能性を感じる瞬間もありました。そして、シードテックを創業した高原さんの講演、ソニーさんの新規事業ワークショップにも、選抜生に混じって参加させていただきました。高原さんのお話は、首が取れそうになるくらいうなずきながら聞いていました(笑)。
もちろんスケールは全然違うのですが、僕も会社を7年やってきて、従業員やお客さん、お取引先など、いろいろなステークホルダーのライフステージの変化を感じるようになりました。
そうすると、
「なぜ市場の大きさが大切なのか」
「なぜ理念が必要なのか」
昔から経営の教科書に書いてあるようなことが、「なるほど、こういうことなのか」と少しずつ実感を伴ってわかるようになってきます。知識として知っていたことが、経験とつながる瞬間ですね。この数日間をエネルギーにして、選抜生のみんなには引き続き頑張ってほしいです。そんな闘志を燃やしながら、僕は一足先に茨城へ帰りました。
フロッグスはyoutubeでドキュメンタリーを配信しています。
よろしければ学生のリアルをご覧ください。
銀座のバーを3軒
東京への到着が遅くなってしまったので、お酒好きの高校の同級生を誘って、銀座のバーを3軒ほど訪ねました。
日立でいつもお世話になっているバーテンダーさんに教えていただいた3軒です。
どこも、銀座のバーカルチャーを長くつくってこられた方々のお店です。内装、接客の距離感、カクテルの精度、氷、グラス、ウイスキーのラインナップ。同じ「バー」という商売でも、お店ごとに考え方があって、細かいところまでとても勉強になりました。
コーヒー屋をやっていると、ついついコーヒー屋ばかり見てしまいます。でも、違う業界の一流のお店に行くと、接客だったり、空間だったり、商品の見せ方だったり、自分の仕事に持ち帰れるヒントがたくさんあります。そして、ますます好奇心が強くなってしまいます。
エンゲル係数には気をつけないといけませんね(笑)。
カッピング会
週末は、月に1回開催しているカッピング会。
今回も満席を頂戴しました。ありがたい。
今回は、以前日立でセミナーを開催してくださった、ブルンジのコーヒー生産者・エフレム氏のコーヒーも登場。エフレム氏は、ブルンジのスペシャルティコーヒーの品質向上に長く取り組んでいる生産者です。
今回ご用意したのは、アフリカ・ファインコーヒー協会が主催するコーヒー品質コンペティション「Taste of Harvest 2025」で、約150品の中からアナエロビック部門最高得点・第1位に輝いたコーヒー。
こういうコーヒーを、ただ「高得点だからすごい」と飲むだけではなく、
どんな土地で、
どんな人が、
どんな意図を持ってつくっているのか。
そんな背景も一緒に伝えられるのが、自分たちのようなお店の役割なのかなと思っています。僕自身も、お客さんと一緒に飲みながら毎回勉強です。
創業塾と、「事業が成長する」ということ
週末は、水戸商工会議所さんからご依頼いただいた創業塾のキックオフ講師も務めました。
こちらは別の記事にも詳しく書きました。
水戸商工会議所「起業スタートアップセミナー2026」に登壇しました
その中で、
「事業が成長するとは、関係者が増えること」
という話をさせていただきました。
当たり前といえば、当たり前のことです。グロービス創業者の堀義人さんも、著書の中で似たようなことを書かれていた記憶があります。
事業には、本当にたくさんの人が関わっています。従業員、お客さん、お取引先、そして事業の拠点を置かせていただいている地域の方々。やれること、できることが増えていけば、自然と関係する人の数も増えていきます。
すると、嬉しい出来事も増えます。同時に、悲しい出来事も増える。驚くことも、冷や汗をかくことも増えます。
従業員に子どもが生まれたり。長く通ってくださった常連さんが亡くなったり。常連さんのお子さんが進学して、ランドセルを見せに来てくれたり。サービスについて厳しいご意見をいただいたり。自分でもびびってしまうような仕事のオファーをいただいたり。
まあ、本当にいろいろあります。
会社が大きくなるというと、どうしても売上や利益、店舗数や従業員数の話になりがちです。
もちろん、それも大切です。
でも本当は、
自分たちの仕事を通じて関わる人が増えて、その人たちの人生の一部に少しずつ触れるようになること。
それも、事業が成長するということなのかもしれません。だから、仕事を続けていると感情の振れ幅も大きくなります。
嬉しいことも増えるし、心配することも増える。それを含めて楽しみながら仕事ができることが、事業を育てる面白さの一つなんじゃないかなと思っています。
そんな話を、創業塾ではさせていただきました。
もちろん、起業には向き不向きもあると思うので、僕は全員におすすめするものではありません。でも、頭の中にある「やってみたい」がどんどん大きくなって、もうコップから水があふれてしまったような人は、一度やってみたらいいと思っています。最初から正解を当てようとせず、小さくやって、失敗して、直して、またやってみる。そんな実験を繰り返していくこと自体を楽しめたら、起業はなかなか面白いものだと思います。
読んだ本・映画など
山崎良平『天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊』
冬に向けて、もう少し読書の幅を広げたいなと思い、手に取った一冊。
イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツなど、今を代表する起業家たちがどんな本を読んできたのか。
当事者への取材などを重ねてきた著者が、本の紹介だけでなく、「なぜ彼らがその本を読んだのか」まで分析しています。
面白いのは、いわゆるビジネス書だけではないこと。
小説、SF、歴史、科学など、かなり幅が広い。
直接仕事に役立つ本ばかり読むのではなく、一見関係なさそうな知識をたくさん持つことが、長い目で見ると発想の幅につながるのかもしれません。僕も最近は、どうしても経営やコーヒーなど、自分の仕事に近い本を選びがちです。少し意識して遠くにある本も読んでみようと思います。好奇心のおもむくままに。ただ、こちらも本代には気をつけないといけませんね。

