5月になりましたね。

出来事と雑感

大学の同期

「ゴールデンウィーク行くわ!」みたいなノリで、
大学時代の友人が2歳半の姫と一緒に日立まで来てくれました。
5年ぶりくらいの再会。彼女とは、大学時代の金融系のゼミで出会い、一緒に共同論文を書き上げた関係性です。
約10名のゼミ生と、一つのコンセプトを決めて、チーム書き上げます。
たしかコンセプトは、「過剰貨幣資本非循環型犠牲資本経済」。
バブル崩壊後の日本を舞台に、日本の凋落とその原因を資本市場と実体経済を比べながら分析するものでした。
当時は、就職活動と被った時期もあり、チームでのいざこざもあり、いろいろありましたが、今思えば、よい訓練時間でしたね。

ライフステージが変わっても、会えば昔のようにフラットに会話できる人と関係が続いているいうのは、
「幸せなことだなあ」と、しみじみと感じる時間でした。

カフェの仮面を被った福祉施設

会社の電話が鳴りました。

少し内容をぼかして書きますが、
生活のことで困ったことがあり、自治体などに相談したものの、軽くあしらわれたように感じてしまい、どうしたらいいのかわからなくなってしまった、
というご相談でした。

その方は以前、弊社のお店に来てくださったことがありました。
そのときに、とても居心地がよく、安心できたそうです。
だからもう一度、ここに相談してみようと思ってくださったのだと思います。

こういうご相談をいただくことは、弊社の特徴の一つかもしれません。

ただいまの経営計画書には、少し変わったページがあります。

「ただいま」という概念を5つの階層に分け、私たちがアプローチできる領域はどこなのか。その仮説を書いたページです。

僕は取材などで、自社のブランドをこう表現することがあります。

ただいまは、カフェの仮面を被った福祉施設なのかもしれない。

もちろん、私たちは福祉施設ではありません。
けれど、ただコーヒーを売るだけの場所でもないと思っています。

  • コーヒーを飲みに来た人が、少し元気になって帰る。
  • 誰かと話したかった人が、自然に会話できる。
  • 働く人が、自分の役割を持ち、少しずつ自信を取り戻していく。
  • 必要があれば、専門機関にお繋ぎする。

支援されていると感じさせないまま、日常の中に安心できる関係性がある。

それが、ただいまのつくりたい場所、在りたいお客様との関係なのだと思います。

お店でありながら、コーヒーを売るだけではない。
福祉施設ではないけれど、人が立ち直ったり、つながったり、また歩き出したりするための余白がある。

言い換えるなら、ただいまは、

福祉の機能を、カフェという日常の形に翻訳した場所

なのだと思います。

実は、こういう社会学的・文化人類学的なアプローチで、
令和のカフェの在り方、カフェ白書みたいなものを世に出したいなと考えています。
10月発表を目標に、引き続き研究していきます。

ブログのデザイン

とある目的で、ブログのデザインを変更しました。チャッピーと会話しながら、HTMLとCSSをいじっています。
いままでは、完全に自分の記録用のログだけでした。
ただ、お客様で読んでくださっている方がいらっしゃり、もう少し読みやすく、わかりやすい方がいいかなと。
まだ修正できていない部分があるのですが、ちょこちょこ修正して、完成させたいと思います。

ちょっと、今週のレビューは長くなってしまいますね。

その他には、

・祖父の7回忌
・社内のクリエイティブミーティング
・朝坐禅
・7月の個展の準備

などなどがハイライトでありました。

来週は、、、

・月のルーチン業務
・計画書でやると決めた未来の仕事。
・そして、新しいお客様や案件の遂行。

あっというまに、脳内メモリーがパンパンになってきています。
こういうときこそ、なにに集中するかを決めて時間を確保することが大切ですね。

がんばります。

読んだ本・映画など

吉田敏明 他(共著)|本 多様な子どもたちの物語りに 寄り添うということ、信じるということ: 通信制高校から心理支援という営みを通して

広域通信制高校の明蓬館高等学校に所属する公認心理士や教員たちの共著本。
通信制高校に通う、多様な属性の学生たちと向き合ってきた中で、寄り添うとはどういうことなのかを紐解いています。

社会的養護や社会福祉協議会さんとのご縁があるため、僕はいろんな属性の大人や子供たちに接する機会があります。
接する人の状態によっては、心の専門知識が必要だと感じる瞬間があります。
プロたちが活用する専門知識や接するスタンスを知りたくなり手に取りました。
いくつか気になったところをメモしておきます。

・自閉症スペクトラム症、学習障害(LD)、注意欠如多動症(ADHD)、HSP、規律性調節障害、性の多様性ーこうした言葉は、子供たちの困りごとや特性をある程度説明してくれます。また支援の道すぎ時を探る手がかりにもなります。しかし、それらの言葉だけでその子の全てを知った気になってしまっては、大切な「個」の部分が見えなくなってしまいます。

・子供たちは、自分自身を信じることが難しくなっていることが多いです。学校で否定され、家庭でも悩みを出せず、「自分はダメだ」と思い込んでしまう。そんな時、周囲の大人がその子をどう見るかが、回復の鍵を握ります。(中略)私は、心理支援の本質は「信じること」にあると思っています。それは、根拠があるから信じるのではなく、「信じること」自体が、子供にとっての大きな力になるからです。

・支援の基本は、「この子の内側で何が起きているのか?」を問う前に、「この子が過ごす環境に、どんな負荷がかかっているのか?」を問い直すこと。
例えば、音が反響する教室、突然の変更が多い時間割、意味の曖昧な指示。こうした「環境側」にあるストレス要因に目を向けることが、その子の「困り感」を理解する第一歩になります。

・子供の困難は親のせいではない。「自分の育て方が悪かったのでは」と自責の念にかられることがあります。これは誰しもが通る道であり、責められるべきではありません。
発達の特性などは、生まれ持ったものや環境の影響、そして偶然の重なりによって形成されます。親がどんなに頑張っても、全てをコントロールできるわけでないのです。
むしろ、親である自分を責めること」が、子供への関わりをさらに難しくしてしまっていることが多いことも、忘れないでください。

高橋 浩一(著者)|本 なぜか声がかかる人の習慣

集中的に学ぶと決めた分野に関して、著者を起点にして周辺の本も読むようにしています。
この本は、先日読んだ、「営業の科学」の著者である高橋浩一さんが、コロナ渦に書いた一冊です。
終身雇用制度を前提にした働き方から、個人が自分のキャリアや働き方に責任を持つ時代に変化して、随分と時間が経ちました。

本書ではそうした時代に、

・仕事を頼まれる人
・面白い企画に誘われる人

これらには、どのような共通点があるのかを構造的に整理しています。

会社員の話ではなく、会社という人の磨き方にも適用できる考え方でした。
いくつか気になったところをメモしておきます。

・人生の大事な場面では、他人に決定権がある。就職、結婚、住まい選び。。。どれも、人生に影響を与えるイベントです。「人生の大事な場面では、どんなに自分が望んでいたとしても、最終的には他人に決定権がある。」自分を必要とするかどうかを決めるのは、「他人」なのです。(中略)「人の心を動かすために努力をしても報われないのでは」と不安を感じる人がいます。報われないのは、頑張る方向が相手の求めていることとズレてしまっているからです。決めるのは相手ですから、「相手はどこで心が動くのか」に詳しくなることが重要です。

・声がかかる人になるステップと3つのステージ

ステージ1:身近な人から声がかかる
身近な人からフィードバックをもらう
強みをアクションプランにする
実行した結果を人に共有する(伝えてよかったと思ってもらう)

例えば、
上司や先輩から頼りになれるようになる。限定のテーマについて、依頼や相談がくる。
社内で新しい種類の仕事によばれる、親しい知人から仕事上の相談をされる。

ステージ2:知人の知人から紹介で声がかかる
自分の世界を広げる
広げた世界で周囲に貢献する
フィードバックの循環を育てる

例えば、
まだ知り合って間もない人からのお誘いがくる。社会からも紹介を通してコラボの依頼がくる。
人生の先輩からチャレンジングな機会へお誘いがくる。関係が薄い知人に手伝ってほしいと頼まれる。

ステージ3:世の中から声がかかる
言語化して情報発信する
人と一緒にコンテンツを磨く
自分の軸をつくる

例えば、
まだ知り合って間もない人からのお誘いがくる。社会からも紹介を通してコラボの依頼がくる。
人生の先輩からチャレンジングな機会へお誘いがくる。関係が薄い知人に手伝ってほしいと頼まれる。

・紹介が生まれるメカニズム
あなたのいないところで、ポジティブな話題として上る回数が増えます。「こういう嬉しいことがあった」と良い意味で噂になるのです。そのうち、「あなたを知っている人」と「あなたを知らない人」との間で接触が発生します。この接触はリアルタイムでは見えません。しかしこういう会話が増えることによって、あなたの評判が広がっていきます。そうすると、どこかのタイミングであなたにお願いしたいことの検討が始まります。これは、いわば強みの拡張です。