週次レビュー(2026年3月2日〜3月8日)#他人の人間になりきる授業#日立製作所さんでのセミナー#坐禅会食事#日向寺太郎監督『こども食堂』
2月は全然書けなかったです。
無念。
先日、店頭でお客さんからお伝えいただいたこと。
「最近ブログの更新が止まってますね。楽しみに見てますよ!」
なんだか嬉しいような、恥ずかしいような、悔しいような。
聞いた瞬間に、3種類の感情がドワッと胸にきました。
毎年なのですが、2月は、なかなかにハードモードなのですよね。
たくさんいろいろな経験をさせていただいているので、とってもありがたいのですが。
引き続き、
3月も気が抜けないのですが、ここからまたがんばっていきます。
出来事と雑感
他人の人間になりきる授業
先日、日立一中の中学3年生80名のみなさん向けに、
2時間の授業をご依頼いただきました。
学級閉鎖の影響で職場体験が中止となり、その代わりとなる時間として授業を設計してほしいという依頼でした。
授業では、仕事を職業名だけで捉えてしまいがちな学生あるある思い込みに気づいてもらうために、転
職相談をテーマにしたゲーム形式のワークを行いました。転職希望者と転職アドバイザーになりきります。
アドバイザー役は面談を通して、相談者の価値観をヒアリングして
選択肢の中からよりよい転職先を提案します。
最後は、気づきを「明日から何をするか」という行動まで落とし込みました。
学生からの感想では、
「親に仕事について聞いてみる」
「親の価値観に縛られていたことに気づいた」
「やりたいことがないのは、知識がないからだとわかって安心した」
という声もあり、じんわり嬉しくなりますね。
また、匿名掲示板のSlidoも使いながら、インタラクティブに進行。
「1年間学校に行かなくていいなら何をしますか?(お金は無限)」と
いう問いには、面白い回答がたくさん。新人類、という感じでした。笑
実は初めての設計でしたが、満足頂いたようで安心です
少しでも心に残る時間になっていたなら嬉しいですね。
日立製作所さんでのセミナー
日立製作所 原子力部門 調達チームのみなさまからご依頼をいただき、セミナーの機会をいただきました。
今回のミッションは、日立グループとして取り組む倫理的調達を、参加者一人ひとりにとって自分ごととして捉え直すきっかけをつくること。
あわせて、日々の業務を離れ、参加者同士が少しフラットに交流できる時間にすることでもありました。
当日は、コーヒーの生産現場で実際に見てきた一次情報や、
業界における取り組みも交えながら、フェアトレードやスペシャルティコーヒーの持つ社会的な背景についてお話ししました。
僕にとって倫理的調達とは、
「未来からの前借りをしないこと」
なのではないかと思っています。
日常的に手にする一杯のコーヒーの背後にも、
つくる人の暮らし、取引の構造、環境への配慮など、さまざまな要素があります。
今回の時間が、そうした背景に目を向ける小さなきっかけになっていれば嬉しいですね。
坐禅会食事
坐禅会メンバーでの食事会
座禅会もゆるゆる続けて1年とちょっと経ちました。
あっという間ですね。
参加者から「お食事会でもしてみたいな」と
ぼやきをいただいたので、参加メンバーと一緒に企画してみました。
いろんな属性と年齢(10-80代)の方々が、坐禅の後にみんなでご飯。
みなさん、とっても楽しそうでした。
坐禅が好きという共通認識があるので、
初めてのメンバー同士でも、すんなり打ち解けるのだろうなあと
参加者の会話を聞いていた感じていました。
東京での会計合宿
今期からお世話になっている会計事務所さん主催の、経営計画合宿に参加してきました。3日間缶詰になって、定性的・定量的な計画をかなり密度高くつくる時間でした。これまでも自分なりのやり方で計画は立ててきましたが、今回はあらためてプロの知見を取り入れたいと思い参加しました。特に、管理会計の考え方や、どんな財務諸表を整えていくべきかについては、まだ知識が足りていないと感じていた部分です。今回の合宿を通して、会社としての希望や課題、そして自分自身の希望や課題にも気づくことができました。よりよい会社をつくり、関わってくださる方々にしっかり貢献できるよう、引き続きやっていきたいと思います。
来週は
ただいまの決算月に加え、セミナーが2本、展示会。さらに、社団法人の決算、助成金のクロージングと申請、そして福祉法人の監事になるための準備もあります。相変わらず、年度末らしく予定がぎゅっと詰まっています。必死に頑張りたいと思います。
あらためて振り返ると、いま自分は一度に二重三重の経験をさせていただいているのだなあと感じます。二つの法人の決算業務。代表としての視点と、メンバーとしての視点。営利組織と非営利組織、それぞれのあり方。こうして行き来できることは、自分の知的好奇心をものすごく満たしてくれますし、とてもありがたいことです。一方で、いろいろなことが重なると、綱渡りのようにもなってしまいます。それでは長く続けていけない。だからこそ、持続可能な形にしていくために、自分にできることを一つずつ、粛々と積み重ねていきたい。そんなことを、あらためて感じました。
がんばります。
読んだ本・映画など
日向寺太郎監督『こども食堂』
『火垂るの墓』『爆心 長崎の空』の日向寺太郎監督が、子どもの目線から現代社会の貧困問題を描いた映画です。
公開は2019年。もう6年前の作品になります。
最近、世の中の「こども食堂」について改めて考える機会があり、久しぶりに見直しました。
ここ数年で、こども食堂はかなり広く認知されるようになりましたよね。
認定NPO法人むすびえさんの調査によると、全国のこども食堂は3年連続で1,700カ所以上増え、1万2,601カ所に達したそうです。
この数は、公立の小学校・義務教育学校を合わせた1万8,545校の7割近くにあたります。
さらに、全国の小学校区の約4割にこども食堂があるという結果も出ています。
(「こども食堂 全国箇所数調査」2025年12月速報値より)
たくさんの、いわゆる福祉的な現場に入り、その場の空気や課題に触れてきました。
その中で強く感じるようになったのは、社会の中で役割分担をすることの大切さです。
社会福祉協議会、学校、自治体、民間企業、地域の人たち、家族。
困っている人が、そのとき自分にとって頼りやすい場所につながれれば、それでいいのだと思います。
ただ実際には、「助けてほしい」とか、「つらい」と声を上げるのは簡単ではありません。
いわゆる、支援にまつわるスティグマがあるからです。
そうした構造の中で、支援の匂いを強く感じさせず、
“食”という誰にとっても身近なものを通して人と人の接点をつくる。
こども食堂という仕組みは、本当にすばらしい発明だと思いますね。



